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お見舞いに駆けつけたい!面会時のマナーとルールの予備知識

生活について

家族や知人が入院したら、「すぐにお見舞いに駆けつけたい」と思う方は多いかもしれません。ですが場合によっては相手や家族にとって負担となることもあります。面会する際のマナーやルールについて知っておきたい予備知識をご紹介します。

お見舞いのタイミング

最初にお見舞いに行っていい時期かどうかを判断してください。相手や家族に確認ができるのであれば事前に聞いてみましょう。一般的には、入院直後、手術前後、面会規制がある場合、激しく衰弱している場合、短期入院の時などはお見舞い自体を一度検討し直してみましょう。入院中は、心身ともに落ち着かずデリケートな状況にあります。相手の都合を最優先にすることが大切です。お見舞いの時間帯ですが、病院が面会時間を決めているのは、食事や診察、治療などの時間と被らないようにするためです。家族の緊急時の面会以外は、入院先の面会時間のルールを守るようにしましょう。家族が食事介助などの目的で訪れるのは良いのですが、知人であれば、昼食後の14:00~16:00、夕食後、就寝前の19:00~20:00くらいがタイミング的に良いと思います。

面会時のマナー

・滞在時間・・・面会で長時間滞在していると患者が疲れてしまいます。知人でしたら、長くても30分以内がベストです。帰る際も、見舞った側から「そろそろ帰るね」と切り出すのがスムーズです。

・面会人数・・・病院は様々な事情を抱えた人が多い場所であり、多床室であれば広さも限られています。他の患者への配慮も必要です。大人数で訪れるのは遠慮し、複数であっても3~4名くらいまでで調整してください。親族など遠方からのお見舞いで大人数になってしまう場合は、談話室などを利用します。ここは飲食が可能な場合が多いので、お茶をおススメすることもできます。

・面会者・・・患者.本人と日頃から親しく、面会を喜んでくれる関係であれば、お見舞は問題ありません。しかし「仕事の立場上で」、「Aさんが行くなら私も」のような、義理の立場であるのなら、相手が入院している姿を見られたくないと思っているかもしれません。その場合は直接のお見舞いは見送り、退院祝いを送るという選択もあります。

・会話や体調への配慮・・・本人や家族に対し、病状はつい聞いてしまいがちですが、ナーバスになる内容でもあるので避けたほうが無難です。「心細いでしょう」などの同情や「早く職場戻ってね」などのプレッシャーもよくありません。早く元気になってほしいという気持ちを伝えるようにします。患者が眠っている場合は、お見舞い品があれば、家族かナースステーションに預けて帰るのが基本のマナーです。ただし、現金のお見舞いはナースステーションでは預からない場合がほとんどです。レターセットなどを持参すれば検査やリハビリでベッドに不在の時などでも手紙を置いていくことができます。

・感染予防のマナー・・・面会に来る人は感染源を持ち込む存在ともいえます。感染予防のためにも発熱、咳、下痢、嘔吐時など体調が悪いときの面会は避けましょう。感染防止のために、マスクの着用や手のアルコール消毒などが義務付けられていることがあります。小学校以下のお子さんは、学校で流行している、はしかや水疱瘡、インフルエンザなどの感染症に罹り病原菌を運ぶ危険もありますので、面会制限がある場合がほとんどです。手術や治療により免疫機能が低下している人は、ウィルスひとつで生命の危機的状況なることもあるため注意が必要です。特にインフルエンザ等の感染症が多発している時期は、面会自体が禁止になることもありますので、予め入院時や病院のホームページ、掲示板などで確認をしておきましょう。

お見舞いの品物は何が喜ばれる?

お見舞いの品は生花や果物などを持参する、というイメージを持っている人も多いと思いますが、生花は感染予防、食品はアレルギーの観点から禁止している病院が増えてきています。勿論大丈夫なところもありますが、選ばないのが無難です。

・お見舞いの品としては避けたいもの

生花・・花を贈るなら手間がかからず明るい雰囲気のプリザーブドフラワーがおススメ。
鉢植えの花、シクラメン、菊、赤い花、椿、百合、香りの強い花はマナー違反。

果物・・保管場所やカットの必要があるなど負担が大きく、アレルギーのある人もいます。

食物・・病状により食事制限の確認が必要で、アレルギーの可能性のあるものは避ける。

パジャマ、スリッパ・・入院が長引くことを連想すると、気にする人もいます。
また、病院では、レンタルのパジャマを利用したり、スリッパ禁止の場合もあります。

・お見舞いの品として適しているもの

お見舞金・・4,6,9、(死・無・苦)を連想させる金額はマナー違反。
のし袋の注意点(出産は「蝶結び」、病気やケガ「結び切り」の水引)

商品券・・会社の上司などはお金よりも商品券が好ましい

タオルや靴下・・素材の良いタオルやむくみ防止の着圧ソックスなど

本や雑誌・・趣味の雑誌、好きな作家の本など

塗り絵セット・・塗り絵と色鉛筆のセットなどは暇つぶしやリハビリにも最適。

もし、自分がその立場だったらどうしてほしいか、またなにが迷惑か、患者や家族の立場にたって考えてみます。相手の気持ちや家族の事を思いやる事が一番大事なことなのです。
最後に、入院者の立場であればお見舞いをいただいたら快気祝いをお返しします。お返しの品は、病気や怪我といった災いが残らないよう、すぐに使える消耗品から選ぶことをおススメします。

 

この記事を書いた人

渋澤和世(しぶさわ・かずよ)

「在宅介護エキスパート協会」代表。川崎市の介護相談員、生命保険・鉄道・金融機関等大手企業における認知症の在宅介護講座の講師もつとめる。
NEC関連会社でフルタイム勤務をしながら、10年以上に渡り遠距離・在宅介護を担う。親の介護をきっかけに社会福祉士、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナーなどの資格を取得。2人の子どもに恵まれるも、両親が同時期に脳血管障害、認知症、骨折、肺炎で入院を繰り返す。長年にわたり仕事・子育て・介護の「トリプルワーク」を経験。

新聞やウェブビジネスニュース等メディアでの執筆も多数。アイディア発想講師としての知識を生かし、「完璧な介護」ならぬ「自滅せず親も家族も幸せになる介護」へと発想の視点を変え、現代人のための介護思考法を独自に研究。介護する者、支援する者、専門家としての3つの顔と行政、企業、家庭の3つの軸から介護問題を解決する唯一無二の存在。座右の銘は「なんとかなるさ」。

著書「親が倒れたら、まず読む本」(プレジデント社)は家族の入院・介護に取り掛かる方のバイブルとなっている。

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