目次
株式会社エラン運営 電話相談窓口キクミミ TEL:0800-8888-933(平日9~17時受付)

砂糖以外の甘味って? エリスリトールについて

「甘味」はヒトの味覚の中で最も印象深く、誕生日やお正月などのハレの日には必ず登場する重要な味です。

ほとんどの場合、砂糖からその味を摂取していますが、近年砂糖の摂取量と疾病の関係性について国内外で問題視されています。

そこで今回は砂糖以外の甘さ、特に注目を集めているエリスリトールについてのコラムになります。

甘味料エリストール
甘味料エリストール
この記事の目次

甘味がする成分はどんなものがある?

文頭でも触れたように、甘いものにはしばしば砂糖が含まれています。

しかし世の中には「砂糖不使用」と書かれていても甘い商品が存在します。

なぜ砂糖を使っていないのに甘いのでしょうか?

砂糖を成分名で表現すると「ショ糖」という名称になりますが、世の中にはショ糖以外にも甘さがする成分があります。

例えばステビアという植物は、その葉っぱを噛むと甘さがありますが、その甘さはショ糖ではありません。
その正体は、ショ糖の200~400倍甘いとされているステビオシドやレバウディオシドという成分によるものです。

またソルビトールという成分もあります。
一見すると自然界にない合成された成分に見えますが、これはリンゴの蜜の部分に含まれている甘味成分です。
甘さ自体はショ糖より劣りますが、それでも甘味を得ることはできます。

代表的な甘味料

澱粉糖

・ぶどう糖
・果糖
・麦芽糖
・異性化糖
・トレハロース
・D-プシコース

オリゴ糖

・パラチノース
・フラクトオリゴ糖

糖アルコール

・ソルビトール
・キシリトール
・マルチトール

高甘味度甘味料

・ステビオシド
・グリチルリチン
・サッカリン
・アスパルテーム
・アセスルファムK
・スクラロース

カロリーゼロの甘味料 エリスリトール

甘い飲み物やゼリーなどで、カロリーゼロを謳う商品を購入したことはありませんか?
その商品の原材料を見てみると、エリスリトールという甘味成分が使われていると思います。

ではこのエリスリトールについて詳しく見ていきましょう。

あまり聞き馴染みの無い成分かと思いますが、実は自然界に存在しています。
この成分は酵母の発酵によって作り出されます。
発酵食品の代表格である納豆や日本酒,ワインや、きのこといった食品に含まれています。
甘さ自体は砂糖の8割ほどしかなく、冷涼感があり後に引かないキレのよい味が特徴的です。
そのため食品に含まれている量だと味に気づくのは難しく、知らず知らずのうちに口にしているような成分です。

エリスリトールの特徴

前述したように、エリスリトールはカロリーゼロ系の商品に使われることがあります。

理由は砂糖が1g当たり4kcalあることに対し、エリスリトールは0kcalだからです。

なぜエリスリトールは0kcalなのでしょうか。

砂糖を摂取すると体内の消化酵素が働き、主に小腸で吸収された後エネルギーを作る代謝経路に入ります。
エネルギーの原料となった砂糖は消費されるため、尿や便に排泄されることはあまりありません。

それに対し、エリスリトールは小腸で吸収された後90%以上がそのままの形で尿から排泄されます。
残ったものは大腸に移行し、腸内細菌のエサになり腸のガスになるものもあれば、便で排泄されるものもあります。

つまり甘さはあるものの、砂糖とは代謝経路が異なりエネルギーの元にならないため、カロリーゼロ系の商品に使用されます。

血糖コントロールにも使える

近年ではカロリーの他に、血糖値も健康維持や疾病予防に重要であることが分かってきました。

エリスリトールは砂糖とは異なり、血糖値に大きく影響を与えないことが明らかになっています。

そのため血糖コントロールにもオススメの甘味成分です。

血糖値とは血液中に含まれるブドウ糖の量を示した値

そもそも血糖値とは「血液中に含まれる”ぶどう糖の量”を示した値」のことです。

例えば砂糖を摂取した場合、消化酵素の影響でショ糖はぶどう糖と果糖に分解されます。
血液中にこのぶどう糖が入ると量が増えたことになりますので、血糖値は高くなります。

砂糖でなくても、摂取したのち体内でぶどう糖になる甘味成分も存在します。

しかしエリスリトールの場合は影響を与えません。

その理由は

①そもそもぶどう糖ではないから
②摂取してもぶどう糖にならないから

です。

前述したように、摂取したのち小腸で吸収され形を変えずに排泄されるため、血糖値への影響はないとされています。

そのため血糖コントロールにオススメの甘味成分となります。

その他の特徴として、ガムなどに使用されるキシリトールと同じく虫歯菌のエサになりにくいことがあげられます。

砂糖以外の甘さも上手に使おう!

昨今、海外では砂糖税やソーダ税というものも始まっており、WHOでも添加された砂糖の摂取量を減らすべきとの声明も出されています。

今回ご紹介したエリスリトール以外にも砂糖に代わる甘味成分は多数存在しています。

糖尿病や肥満などの生活習慣病が増えている時代だからこそ、上手に代替甘味料を使用し、美味しく満足感のあるダイエットを長く続けることで健康を維持していただきたいと思います。

参考文献
栄養学雑誌 第56巻 奥 恒行 低エネルギー糖質甘味料・エリスリトールの体内代謝と食品への応用
前橋健一 甘味の基礎知識
消費者庁 食品表示法別添資料 栄養成分等の分析方法等

農業産業振興機構


この記事を書いた人

沢目 晃誠(さわめ こうせい) ■保有資格 ・管理栄養士 ・調理師 ■プロフィール 高校で調理師免許を取得した後、栄養学に興味を持ち管理栄養士養成大学へ入学。 卒業後、手指消毒用アルコールや石鹸,健康食品メーカーのサラヤ株式会社にて営業職を経験。 現在は食品部門の商品開発に従事。商品に関連する情報発信も行っている。

沢目 晃誠(さわめ こうせい)

■保有資格
・管理栄養士
・調理師

■プロフィール
高校で調理師免許を取得した後、栄養学に興味を持ち管理栄養士養成大学へ入学。
卒業後、手指消毒用アルコールや石鹸,健康食品メーカーのサラヤ株式会社にて営業職を経験。
現在は食品部門の商品開発に従事。商品に関連する情報発信も行っている。

よろしければシェアをお願いします
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
この記事の目次